げっ歯類のケージによく使われる"有孔ボード"の毒物、ご存知でしたか?

更新日:8月23日

高知県で木こり&木工をしている、よってぃと申します。

デグー、チンチラ、ウサギ、プレーリードッグなどのげっ歯類向けケージの内装によく使われる、ペグボード(有孔ボード)って、使いやすいけどペット達の健康的には大丈夫かしら?と思ったことはありませんか?実は、人間にとっても有害な薬品を使用しているのです……!


実はとっても危険なんです!


天然木=安全ではない

特に、ショッピングアプリなどで検索すると、”天然木”有孔ボードといった名前で出てくるので、ついつい安全な素材を使っているかと感じがちですが、別の記事でも言った通り、天然木=木材由来というだけであって、木目調のプラではありませんよ~という程度の意味しか無いのです。ゴリゴリに薬品や接着剤の入った建築材料を粉々にして、また接着剤で固めても、天然木(繊維板)と名乗れるのです。


天然木の定義の詳細は下記記事より↓

https://www.kisodatekikori.com/post/デグー、うさぎ、ハムスター、チンチラ-かじり木やステップは、結局天然木って書いてあったら大丈夫なの?!


有孔ボードは、ほぼ100%接着剤入り。しかも、接着剤にはホルムアルデヒドの危険が!


有孔ボードは、ほぼ「合板」に穴を空けることで出来ています。


表面は、本物そっくりの木目調プリントだったりして見分けるのが難しいのですが、横から見ると層状になっているので、わかります。




この層のうち1枚のことをベニヤ(単板)と言いますが、ベニヤ同士を張り合わせる際に、必ず接着剤を使用します。


市販の木工用ボンドと違い、合板を作る際には、毒物及び劇物取締法により医薬用外劇物に指定されている、ホルムアルデヒドを原料の1つとした接着剤が使用されます。(ユリア樹脂、フェノール樹脂など)

そして、接着剤が固まった後に、気体となって合板から放出されます。

(引用:日合連 https://www.jpma.jp/data/hanashi-2/hanashi-2_pr.pdf

シックハウス症候群という言葉、聞いたことがあるかもれしれませんが、これもこの合板などから発せられるホルムアルデヒドが原因の1つです。

このため、住居で使用する際は、基準値以上のホルムアルデヒドを吸わないようにするため、合板を使用する面積を厳しく制限しています。


つまり、人間でさえ倦怠感・めまい・頭痛・湿疹・のどの痛み・呼吸器疾患などの症状が現れ、更には発がん性や白血病の原因にも特定されている恐ろしい物質が含まれているのです。


そんな接着剤が入っている合板、小さい体のデグーやチンチラちゃん達が直接口にしたら……? 獣医ではないので断定はできませんが、確実に健康にはよくないと考えられます。



じゃあ、どうしたら無添加木材は手に入るの?


極端に言うと、木を切った本人から買うのが間違いないです。

なぜなら、流通にのってしまった木材は、大量に・早く商品化させるため、ペット用で薬品を控えたりすることはまずありえません



例えば、ホームセンターなどで見かける無垢材という言葉がありますが、


無垢材=無添加 ではありません!

もうどうしたらいいの( ;∀;) という感じですよね(笑)

まず、無垢材は、丸太をそのまま切り出したものを指すのですが、これも横から見たら見分けられます。

無垢材であれば、きちんと年輪が見えています。テープやプリントの場合は、この年輪が見えないはずです。


丸太から切り出しただけと聞くと、じゃあ無添加じゃないの?と思うかもしれませんが、流通の中で、何度も薬剤処理をしている可能性があります。


  1. 海外から輸入する際に、防腐処理を行う。(1か月以上コンテナで輸送するため)

  2. 製材所(製材所とは、丸太を加工・乾燥する施設です)でカビが生えてしまった際に、漂白をする。

  3. 高温乾燥させた後、仕上げに防腐・防虫のために薬剤処理をする。


接着剤を使用していなくても、これだけ薬剤処理をしている可能性が高いのです。

上記の1.2.3は製材所によって異なりますが、店頭に並んだり、商品になるとその木がどう処理されてきたのかは、追うことが困難です。


この中でも特に、輸入木材は防疫の関係上、虫がついていると輸入ができない為、必ず熱処理や、臭化メチルくん蒸処理などの厳しい処置が必要になるため、薬剤リスクは高いです。


引用:植物防疫所
https://www.maff.go.jp/pps/j/law/houki/yoko/yoko_55_html_55.html#last





べありんぐは、自分たちで切った木でペット用品を開発しています。


合板や集成材は、建築の安全基準を満たすために不可欠な木材であることは間違いありません。

ですが、直接動物が口にすることを想定して作られていません。


元デグーの飼い主である私が木こりになり、木材流通の真実を知り、自分で切った木の枝や細い丸太で、安全なペット用品を作るしかないと思い至りました。


まだ開発中ですが、皆さまに本当に安心できる木をお届けできればと思います。



開発中のかじり木


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。









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